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05/02/2019 野地で

  • 執筆者の写真: HOSOKI RUMIKO
    HOSOKI RUMIKO
  • 2019年5月1日
  • 読了時間: 1分

更新日:2019年11月5日

初期のRCで「この世は金さ」の曲の次に「金もうけのために生れたんじゃないぜ」って曲が続くのがもうめちゃくちゃしびれたっけな。反対の言葉が同じ口からすぐ出るのが痛快で爽快で。まだ中学生だった。


意味と枠ってつまんねぇなと。用意された意味に誘導され安心してたどり着く、ってのが美術鑑賞だったら、そいつはつまんないの極み。わたしにとって美術ってもっとスリリングなものだ。


「伝統的」な鉛筆を使っているけれど「デッサン」的な方法で描いていない。教えられてきた既存の方法では描かない。全く違う脳みそで描いている。違う腕。別の腕といってもいいくらい。そしてそこから展開していく。自分にとっての新しい方法はそこから始まっている。もちろん、古代から続くヒトの「描く」身体的記憶は、描くことで常に生々しくよみがえる感触はあるけれど、「絵」にはまだ野地がある。鉛筆を持ち、その隙間を開いていく。




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