木の彫刻家、岡沼淳一さんが亡くなられた。 大先輩だったけれど、バカを言えて、本音を言えた。
会えばいつも楽しくて温かい気持ちになった。
怒涛の連続展覧会は全部見に来てくれた…。
「来ないと細木さんに怒られるしょ?」
岡沼さんのユーモア(&北海道弁バリバリの突っ込みスパイシーな!)も、心からの真摯な本音や優しさも、本当に素敵すぎた!誠実な仕事ぶり、美しい作品を、猛烈なエネルギーで造り続けていた。かっこよかった。
いつだって熱かった。
家族葬とお聞きして、遠慮してしまったが、悔いが残る。
川の底の埋もれ木に、たくさんの自然の音と風景が、岡沼さんの手で心で目で立ち上がっている。木目の美しさは、自然を超えた自然に見えてくる。そんな感想をなんとか言葉にして伝えたときの、岡沼さんの真剣な表情は、作品を作り始めたばかりの若者みたいに見えた。
心細いけど、岡沼さん、明日からまた闘うさ。
個展を見に来てくれた後の、岡沼さんの励ましの言葉
真摯に作り続けてきた本当の作家の言葉
いつまでもこころを支えてくれる、強さに満ちていた。 次のとりせいは、お預けのままになっちゃったけど・・・。
びっくりしたまま時間が止まってる。
けれど、今朝庭の、咲き始めた白いバラをじっと見ていたら 少しだけ現実に感じられて急に涙が出た。
岡沼淳一さん、本当にありがとうございました。
岡沼さんのアトリエ。工房公開の初日に、家族みんなで一番乗りしたのだった。
息子の木版画展も見に来てくださった。
ずっと面白いことを言い続けているんだよね