08/20/2019 すごく呼ぶやつ
- HOSOKI RUMIKO
- 2019年8月19日
- 読了時間: 1分
更新日:2019年11月5日

今回展示してる「音楽の卵」。こやつは本当にすごく呼ぶやつだった。 わたしなりの決着でこの絵を終え、額装して部屋にしばらく置いておいたら、もっと描いてくれないかなと突然呼ばれた。うーむと、仕方なく額から出してじっくりつきあう。そして、もう君とはバイバイね、とまた綺麗に額にしまいこむ。それなのに、いやいやまだまだだよ、と。
きみとは十分お付き合いしたではないか。そろそろ次へと解放させてはくれまいか。しかし、どうも「音楽の卵」はそうさせてくれない。そのしつこさたるやオカシイ。だってね、普段の制作でもそうとうしつこくつきあうのに。つまり狂ってる。
困った困ったとおもいつつ、つきあい続けるしかない。どれだけ鉛筆を重ねたか。狂ってる。
ようやくあるときもう描かないでくれないかな。というじゃないの。それにしても、あれだけ重ねたのに、なんとも見たことのない透明感が現れた。そうかぁ、これだったか。

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