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~紙と鉛筆 表現の探求~作品について #1

  • 執筆者の写真: HOSOKI RUMIKO
    HOSOKI RUMIKO
  • 2019年10月27日
  • 読了時間: 2分

更新日:2019年11月6日






「客観素描(鉛筆画)」


初期の作品をイントロに置いて、近作を中心に展示しました。私の鉛筆素描は、自ら抽象画と言っておきながら、分からないものを分からないまま極めて具象化しようという試みだったりします。目に見えぬまま呼ぶイメージの多様な姿に、いかに美を見いだし、どのように見えるものにするか。紙と鉛筆はシンプルなようでいて、微妙な差異をつぎつぎに現していく。その組み合わせと展開は無限に広がり、描けば描くほど深くなっていきます。









「立体素描/緒想 いとぐちおもい」


今回、新作を加えて展示しています。 綿、麻、絹、動物の毛や植物の皮、レース。素材の感触は、感覚や感情、思考を刺激してきます。縫うことはどこか人類の古く親密な生活の記憶につながるようで、縫う身体には鉛筆素描で探ってきた「何か」の原始へと食い込んでいくような感覚もある。重ね、裁ち、編み、縫っていくうち、記憶の底を切り開く手触りの世界が開ける。









「RUMIKO HENDERIX KABURIMONO」

RUMIKO HENDERIX の新シリーズKABURIMONO登場!

これらカラフルな布糸シリーズは、2013年ころから制作を始め、帯広美術館で初めて展示した「鉛筆実験室」の始まりの作品群です。カラフルな立体素描はさらに縫い込んだり繋げたり、組み合わせたりと変化を続けていました。ある時、あ、これは「RUMIKO HENDERIX KABURIMONO」だ!と腑に落ちてしまった。なんだか妙にキャラクター性が現れてきて、作りながらこりゃいいぞ!と笑っちゃうときもあります。異次元につながる日常の糸。「まつり」な性格を持った、なんだかかぶりたくなるかたちです。ちいさなRUMIKO HENDERIX WILD FLOWERシリーズと共に会場で活躍中です!








会場風景、続きます。




ただいま開催中!

Path-Artの仲間たち
HOSOKI RUMIKO Exhibition
北の小さな鉛筆ファイター

細木るみ子展 ~紙と鉛筆 表現の探求~

「日々の格闘が産み出した美の形、絵の行方」鉛筆画と鉛筆のための実験(立体、写真、絵画)を展示します。鉛筆画は近作を中心に、初期作品もあわせてご覧いただけます。また鉛筆画の制作から派生した実験制作たちは、「形、光、色」の探求がテーマです。進行形の現場=ホソキの制作(作品)。現場の、常に動いている感じに近い「臨場感」を感じる空間を美術館に作れたら、と思っています。鑑賞者がそれぞれ何かを見つけたくなるような、発見できるような展示を目指しました。


​2019年10月22日(火)~11月24日(日)

10:00~17:00(夜間開館時は19時まで)

一般 140円(大学生以下無料)​

※毎週月曜休館日​※初日10/22(火)は無料公開


​釧路市立美術館

釧路市幣舞町4-28 釧路市生涯教育センター3階

0154-41-8181

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